このサッカーを続けていくしかない
2009年2月12日
スコアレスドローに終わったオーストラリア戦を評論家各氏はどう見たか。
宇都宮徹壱氏は、この試合を「日本の進路が決まった」試合だと位置づけている。
オーストラリア戦は、シュート数11対3。ポゼッション62.4%対37.6%。いずれも日本がオーストラリアを上回りながら、しかし決定力不足で勝ち切れない。日本代表を見ているものにとってはある意味で見慣れた光景だったが、試合後、監督、選手とも「これまでの方向性が間違っていなかったこと」を実感し、「このサッカーを続けていくしかない」と話している。
予選でこの後、大きく躓く可能性は低く、今後の日本代表はW杯に向けて「目指すサッカーの完成度を高めるべく、今後も粛々とミッションを果たしていくこと」になるだろうと。
では今後、日本代表はどのように完成度を上げていくのか。
武藤文雄氏はこの試合を「結果は残念だが、内容はほぼ満足」と評価する一方で、「岡田氏の構想どおり俊敏な選手の連動で豪州を崩しかけたが、崩し切れなかった。内容がよかっただけに、これに如何に上積みするかは悩ましい」と、狙い通りの試合だったが故の上積みの難しさを指摘している。
原博実氏は「課題は、やはり決定力」と指摘。「世界を相手に勝ちきる…そのためには、もう少し選手1人1人がシュートの意識を持つことが大事だ」と選手たちの意識改革に期待する。
湯浅健二氏は「本当の意味で『攻守にわたるダイナミックな組織プレー』が善循環しはじめたのは、後半12分に松井大輔が『抜けてから』だと思っています」と試合を分析。同じく動きの質と量に問題がある本田圭佑の名前も挙げ、ピッチ上の選手全員が同じベクトルを共有することが大切だという。
また、セルジオ越後氏は「『あとは精度を上げるだけ』というけれど、精度が上がらないのが問題」だと言い、W杯に行くだけでなく、「勝たなければいけないムードにならないと、また1次リーグで負けて帰ってくるよ」と厳しい言葉で締めている。
LINK
日本の進路が決まった日(宇都宮徹壱)
結果は残念、内容はほぼ満足(武藤文雄)
シュート打てる所でパス…強引さ必要だ(原博実)
後半の選手交代を境にサッカーが抜群に活性化した(湯浅健二)
勝つための選手交代なし(セルジオ越後)


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