日本のサッカーメディアがダメな5つの理由
2009年11月12日
Goal.comにおいて、Cesare Polenghi氏が『日本のフットボールは進化している。メディアが追いつく番だ』という、日本人にとって刺激的な記事を掲載しています。
Polenghi氏は、先月行なわれたJ1の磐田vs.名古屋におけるメディアの論調について、「3点差を追いついた名古屋に対する称賛ばかりで、磐田の選手によるバカバカしいオウンゴール、玉田圭司のダイビングによって得たPKで追いついた事実が指摘されていない」などと強い口調で批判。
その上で、日本のメディアの問題点について5つに分けて論じています。以下、その要旨を。
■1)ジャーナリストが論争を恐れる
⇒上記した玉田のようなケースは象徴的で、これまでそうしたシーンは無数にあった。なのに、指摘する者はいない。これは「最も重大な問題だ」としています。
■2)幼稚な口調で語る
⇒日本ではフットボールはNo.1スポーツではなく、ゆえに日本のメディアは、普及のため小学校三年生や祖母に向かって聞かせるような口調で話す。しかしそれは、「フットボールを理解する者を苛々させる」とのこと。
■3)若い選手への溺愛が過ぎる
⇒浦和レッズの山田直輝は、代表デビュー戦でボールを触るたびに「まだ19歳だ」と連呼された。しかし「それが何だと言うのか?」とのこと。
■4)特定選手・監督を強調しすぎる
⇒『岡田ジャパン』『フィンケ・レッズ』あるいはFC東京の石川、京都サンガの柳沢のように、ポスターに1人で登場させるようなやり方について「私はフットボールをチームスポーツだと思っているのだが」としています。
■5)惜敗を美化する
⇒惜しい敗戦、降格したチームへのまなざし、落ちたヒーロー、あるいは試合後の涙について盛り上がることは「屍姦的な情熱だ」「なぜ(浦和の)失点シーンで、得点に喜ぶ選手より、田中マルクス闘莉王の顔を抜くのか私に説明してほしい」とのことです。
もっとも、Cesare Polenghi氏は日本にも優れたジャーナリストはおり、『週刊サッカーダイジェスト』『週刊サッカーマガジン』、あるいはスカパー!の野々村芳和氏の姿勢については「成熟したプロフェッショナルだ」と称賛しています。一方で、『やべっち』にはかなり批判的です。
日本のメディアについてここまで直截的な意見が載るのは珍しいので、今回取り上げさせて頂きました。
(サポティスタ海外情報部)
LINK
Japan Comment: The Standard Of Football Is Rising In Japan - Time For The Media To Follow(Goal.com)
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