日本の高校年代のサッカーは「サッカーが意図的ではない」
2009年12月31日
オランダでサッカーを学びUEFA公認A級ライセンスを持つ林雅人氏は、日本の育成年代の課題を「戦術的な判断力が未熟である」だと指摘している。オランダと日本の育成年代を見比べた同氏は、両者の違いについて次のように語っている。
「オランダのユースは、テンポを変えられる大人のサッカーをしています。要所では大きな身体を使ったり、フルスピードで走ってダイナミックな局面を作りますが、前に行けないときはセンターバックを使ってサイドチェンジしたり、組み立てをクレバーに変えることができます。それに比べると、日本の同年代のサッカーは、ものすごくテンポが速くて、ガチャガチャしている印象が強い。ドリブルの割合も非常に多い。まるでハイライトで見るような映像を、90分間やろうとしているようなイメージです。サッカーが意図的ではない。この差を目の当たりにすると、日本サッカーの未来もまだまだ先にあるのかなと感じてしまいます」
また、同氏を取材したライターの清水英斗氏は、このような弱点はこの世代特有のものではなく「大人のサッカーができていないという傾向は、日本サッカー全体が抱える課題と言えるだろう」と指摘している。
林雅人氏は自身初の著書「オランダに学ぶサッカー戦術練習メニュー120」を監修。同書では、日本とオランダの指導法の違いについて「ゲームの分析力」「戦術の理解度」、そして、選手に自主性をもたせる「導く指導」だとしている。
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オランダ1級指導者が分析する高校サッカー (清水英斗)
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