サッカーの戦術にイノベーションは存在しない
2010年1月27日
22日に発売されたサッカー批評別冊「欧州サッカー批評」で、イングランド代表監督ファビオ・カペッロが「21世紀の戦術論」について語っている。
ここ20~30年の変化はフィジカル能力の変化に集約されると持論を語るカペッロは、サッカーをプレーする人数、フィールドは限られたものであり可能性には限界がある、今日の戦術は、過去の模倣かアレンジに過ぎず、サッカーの戦術にイノベーションは存在しないと語っている。
また彼は、ここ数年もて囃された「4-2-3-1」を例に挙げて、フォーメーション論を批判。当時はそう呼ばなかっただけで、この戦術は60年代から使われており、これをもて囃すのはメディア的な商業主義に左右されているだけだと。
さらにカペッロは、重要なのは選手の特性を見極めることであり、ただ数字を並べても勝つことはできないとして、次のように語っている。
「サッカーの本質を知らないものに限ってやたらと数字を語ろうとする。セオリーを知らないからこそ、あたかも並ぶ数字が本質であると解釈してしまうからだ」
同書では「戦術」を特集テーマに、イタリア、ドイツ、オランダ、スペインなどの現役監督が、机上の空論になりがちな戦術論を、指導者の目線から掘り下げて語っている。
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