国民的な盛り上がりとサポートがなければ戦えない
2010年2月 8日
東アジア選手権中国戦では、試合後、サポーターから大きなブーイングが起こった。
しかしより危惧すべき問題は、気温2.5度の寒空の下、ほとんどカタルシスを感じることもなく無表情のままスタンドをあとにした人々、何も言葉を発することなく試合終了前に席を立った人々、そういった人々の側にある宇都宮徹壱氏は指摘する。
ブーイングをしてチームに奮起を促すサポーターは、それでもまた再び日本代表を応援しにスタジアムに足を運ぶだろう。しかし、この日の代表戦を楽しみに来たライトなサッカーファンは「もう代表戦はこりごり」と感じたのではないだろうか。そして、こうしたライトなファン層の期待を裏切り続けてきたことが、今の日本代表の不人気に繋がっているのではないだろうか、と。
宇都宮氏は次のように言う。
「岡田監督は、そして日本サッカー協会は、こうしたライト層のファンをもっと大切にすべきである。なぜならW杯は、五輪と並ぶ国民的行事であるからだ。国民的な盛り上がりとサポートがなければ、おそらく本大会では奇跡さえも望めまい。だからこそ「日本代表=国民の夢を託せる存在」という存在意義の原点に、今一度立ち返った上で何をなすべきかを考え、そして行動すべきではないか。代表も、協会も、サポーターも、そしてもちろんメディアも、である」
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ブーイングの理由 (宇都宮徹壱)
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