日本代表には守備のセオリーがない
2010年2月16日
宮崎隆司著「世界が指摘する岡田ジャパンの決定的戦術ミス~イタリア人監督5人が日本代表の7試合を徹底分析~」は、その名の通り、5人のイタリア人監督が、日本代表のW杯最終予選やオランダ戦、ガーナ戦など7試合のビデオを見ながら、その戦術的な問題点を徹底分析した一冊だ。
同書では日本代表の局面ごとの戦術的な課題やミスが図解入りで詳しく解説されており、日本代表の抱える問題点がわかりやすく指摘されている。
その中でイタリア人監督たちが共通して指摘しているのが日本代表には「守備のセオリーがない」ということだ。
前線と中盤より後ろの選手が連動して動いていないため、プレスはプレスとして機能せず、かえって相手にスペースを与える結果となってしまっている。ポジショニングやカバーリングなど、守備のセオリーが徹底されておらず、何試合たっても同じような初歩的ミスが繰り返される。
これはユースの初期段階からの育成に問題があり、本来であれば育成から改めていく必要がある。ユース時代から基本を積み重ねていく必要があるという。
と同時に、彼らは日本選手の高い技術を評価、また、その自己犠牲の精神は世界有数のものであると感嘆している。
同書は5人の監督の共通見解を「いくつかの基本の見直し。これさえ出来れば、近い将来、日本が世界の強豪を倒すときは必ず来る」とまとめている。
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