クラブ独自の情報発信を後押し!そんなFan+が興味深い
2011年12月20日
AMNさんにお誘いいただいて、先日行われたFan+(ファンプラス)のセミナーに参加してきた。サッカーファンにとってなかなか興味深い発表もあったので主にその周辺の内容を紹介する。
そもそもこのFan+とは、NTTプライム・スクウェア株式会社が展開する「進化型コンテンツサービス」のこと。このサービスのキモは、単なる電子書籍サイトや、動画配信サイトではなく、ここにしかないコンテンツやコミュニティを、パソコンやスマートフォン、さらにはケータイなど、デバイスを選ばず好きな場所で閲覧できるところ。しかも一度購入したコンテンツはクラウド上にあるMyBoxに永久かつ無限にコレクションされるそうで、過去のコンテンツはいつでも閲覧することが可能だ。サポティスタとしては、「月刊サッカーファン」「月刊ガンバ大阪」「月刊ヴィッセル神戸」というサッカーコンテンツがとても気になった。
クラブ主導の動画情報発信が面白い
これら「月刊~」系のコンテンツが面白いのは、出版社やコンテンツ制作会社がガンバやヴィッセルに取材を行い書籍とともに電子版を提供する…というようなよくある形態ではなく、クラブの広報とFan+ががっちり肩を組んで、クラブ側が新しいチャンネルとして積極的に情報発信を行うところにあるようだ。そのため、例えば「月刊ガンバ」や「月刊ヴィッセル神戸」であれば、練習後のひとときに選手を集めて行われたぶっちゃけトークなどがオリジナルのコンテンツとして楽しめる。そこには「取材を受けている!」という堅苦しい雰囲気ではなくて、良い意味で肩の力が抜けた、選手の素の顔が見えそうな映像があり、なかなかに興味深い。これは完全にクラブが主導となって発信する情報ならではのものだろう。
また一方「月刊サッカーファン」では、専門チャンネルでの番組なみに濃い内容が展開されている。例えばJリーグOB座談会。ラモスさん、本田泰人さん、名良橋晃さん、三浦淳宏さんら偉大な選手達が、今のJリーグに対して言いたい放題の座談会を行うという挑戦的なコンテンツは、しがらみの少ない新規メディアならではのように思える。
こういった番組に対しても「我々は視聴率0.1%のコンテンツを100本出す、それくらい特定のセグメントを深掘りしたメディアを考えながら作っていきたい」とかなり熱い意気込みで、「コア」なコンテンツを求めるサッカーファン、各クラブファンにはたまらないものになっていきそうだ。
今回紹介されたサッカーコンテンツ、特に「月刊ガンバ」や「月刊ヴィッセル神戸」を見て感じたのは、クラブがファンとより深くつながるためのツールとして、とても可能性があるということだ。多くのクラブにとって、ファン向けに発信する情報は写真や文字が中心で、練習の風景やちょっとした選手の表情などは、どちらかといえば熱心なサポーターが練習場まで行って仕入れてきた情報を、彼らのブログなどから見聞きすることが多かったのではないだろうか。そんな中でこのFan+は、そういった情報をクラブが主導となってファンに対して直接発信するためのベースとなることができる。
思えば海外のビッグクラブは、「バルサTV」や「マンチェスター・ユナイテッドTV」など、独自のメディアを持ち、ファンに対して常に最新でリッチなコンテンツを提供し続けている。これは、クラブとファンとをより強く結びつけるためには最善の方法である。もしかしたら、Fan+はそうした文化が日本に生まれるためのターニングポイントとなるかもしれない。今後も参加するクラブが増えていくことを祈りつつ、Fan+の未来に期待したい。
LINK
→Fan+
→月刊 ヴィッセル神戸(Fan+)
→月刊 ガンバ大阪(Fan+)
→ブロードアースのコンテンツ戦略と『Fan+(ファンプラス)』の可能性(サッカー系コンテンツの説明)(Youtube)


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