観戦者調査

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2007年12月19日

新潟の収容率は90%超…Jリーグの観客数調査(報知)
Jリーグの観戦者調査については、先日行われたサロン2002公開シンポジウムで興味深い話が聞けたので、以下にそのメモを。 

2007.12.15
サロン2002公開シンポジウム「サッカー観戦を楽しもう!− スタジアム編 −」

サロン2002

データからみる「Jリーグファン」のこれまでとこれから
発表者:仲澤眞(筑波大学人間総合科学研究科)

・2007年観戦者調査報告の一般公開は2月予定。

・調査の結果は、Jリーグ、クラブで情報を共有している。
 だが、その情報をどう取り入れるかはクラブによって温度差がある。

・プロ野球ではこういった記録はとっておらず、国内での比較対象がない。
(この調査はもともとは海外での研究を参考にしている)
(BJリーグなど新しいリーグでは記録をとっているがJよりも歴史が短い)

・ここ数年の特徴は高齢化とへービーユーザーへの依存傾向。

・観戦者の平均年齢は毎年0.6才ずつ上がっている。
(これが1才以上だと大きな問題になる)

・ホーム観戦15試合以上のへービーユーザーが全体の54.6%

・ヘビーユーザーによる来場が延べ動員数に占める割合は75.1%

・1人での来場者が意外と多い(およそ30%)

・5人以上のグループが多いのは浦和(40%)、札幌、甲府(23%)の順。

・新規層(初めてのJリーグ観戦)はここ4年間、毎年8%(40万人)前後。

・初年度からの累積では1032万人(推定)がJリーグ観戦経験あり。

・定着率が高いのは93〜95年デビュー組。

・観戦者の平均年齢は、クラブによって10歳近い開きがある。
(札幌が最も高く、G大阪が最も若い)

・大学生世代を取り込めているクラブは動員が伸びる傾向がある。

・最初は選手のファンから入る人が多く、年を経るごとにクラブへの愛着が強くなる。

・代表との関連でいうと、U世代の代表から入る人が意外と多い。
(おそらく、同世代の選手の応援から入る新規ファンが多いため)

・観戦者が試合の情報を得るメディアは、
 1位テレビ、2位公式サイト、3位新聞(スポーツ紙ではなく一般紙)。
 テレビというのは主にローカル局、新聞は地方紙を指し、
 地元の情報を扱うメディアを参考にする人が多い。
 とくにJ2ではその傾向が強い。

こういった事情を踏まえた上で、

・Jリーグのファンには、いわゆるマーケットリサーチ的なものがあまり合わない(とくにJ2)。

・ユーザーを「消費者」ではなく「文化の担い手」「プロシューマー」として捉えていくことが必要。

といったまとめになっていた。

プロシューマー
「Consumer(消費者)とProducer(生産者)を組み合わせた造語。未来学者のアルビン・トフラーが著書『第三の波』で用いた」「生産と消費が一体化した新しいタイプの生活者」

2006年、2005年、2004年の観戦者調査報告は公式サイトで閲覧可能。

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